PFFスカラシップ最新作 『過ぐる日のやまねこ(仮)』 上田市を舞台に製作決定!!

この度、かねてより国内外から高く評価され、上田市出身者としては初の映画監督となる鶴岡慧子(つるおかけいこ)さんの新作『過ぐる日のやまねこ(仮)』を、PFFスカラシップ第23回作品として上田市を舞台に製作することが決定致しました。
また今回、本作の製作に際し、PFF史上初めてクラウドファンディングを実施し、一般からの支援を募ります。支援は誰でも1000円から行える仕組みで、支援額に応じて映画のチケットや作品の完成披露上映への招待など特典がプレゼントされます。これにより、誰でもPFFスカラシップを支援することが可能になり、監督と観客が共に手を取り合って一つの作品を作り上げることができるようになりました。
これからの日本映画界を担う新たな才能(未来)を、
あなたも一緒に応援してください!!
【クラウドファンディングはこちらから!】募集期間: ~6月27日(金)まで
https://www.makuake.com/project/pffscholarship
PFF第23回作品
『過ぐる日のやまねこ(仮)』
監 督: 鶴岡慧子(上田市出身)
製 作: PFFパートナーズ=ぴあ(株)、(株)ホリプロ、日活(株)
撮 影: 2014年7月
完 成: 9月中旬
公 開: 「第36回PFF」にてプレミア上映後、全国主要都市にてロードショー公開
ロケ地: 長野県上田市
<物語>
幼少期に体験した父親の死。生き残った時子(21)は当時の記憶が曖昧のまま一人東京で暮らしていたが、ある晩突発的に深夜バスに飛び乗り、父と暮らした田舎町へと向かう。その町の高校生、陽平(16)もまた、兄と慕う人の死によって孤独感にさいなまれる毎日を送っていた。偶然に出会った時子と陽平、二人が互いに癒され、記憶が蘇る時、二人の「死」にまつわる真実が明らかになる・・・。
1984年よりスタートした「PFFスカラシップ」は、“映画の新しい才能の育成”を目指し、「PFF」という映画祭が取り組んでいる、世界でも類のない“映画祭がトータルプロデュース”する映画製作支援システムです。PFFのコンペティション部門「PFFアワード」の入賞者に挑戦権が与えられ、企画コンペで選ばれた”最も将来を期待したいフィルムメーカー”(本年は鶴岡慧子監督に決定)のオリジナル作品を企画開発から製作、劇場公開、そしてDVD発売までをトータルプロデュースすることで、自主映画監督の商業デビューを支援します。
このシステムから園子温監督、矢口史靖監督、李相日監督、荻上直子監督をはじめ、第36回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ監督『運命じゃない人』(第14回PFFスカラシップ)や、『舟を編む』が第37回日本アカデミー賞6冠を達成した石井裕也監督『川の底からこんにちは』(第19回PFFスカラシップ)など、そうそうたる顔ぶれが誕生しています。
そんな歴史あるPFFスカラシップで、本年度、新たに製作されるのが、鶴岡慧子監督『過ぐる日のやまねこ(仮)』です。監督は第34回PFF「PFFアワード」において、応募総数522作品の中から見事グランプリ、ジェムストーン賞(日活賞)のW受賞を果たしました。受賞作品『くじらのまち』は、第63回ベルリン国際映画祭への正式招待をはじめ、世界10カ国で上映され、台湾では劇場公開されるなど新人監督として世界的に注目されています。

鶴岡慧子 Tsuruoka Keiko
1988年、長野県上田市出身。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域卒業。立教大学の卒業制作として監督した『くじらのまち』で、第34回ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード)グランプリを受賞。その後、同作品は第63回ベルリン国際映画祭、第17回釜山国際映画祭など世界各国の映画祭で上映され、第11回クエンカ国際映画祭(エクアドル)では、主演を務めた片野翠が主演男優賞を受賞するなど高い評価を得る。台湾での公開も果たし、国内外で注目される。また、出身地である長野県上田市でほぼ全篇が撮影された東京藝術大学大学院の修了作品『あの電燈』の地元上映会には約300人が来場した。
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